ハウル

ここんとこ、日本ファンタジーが続いていた宮崎さんですが、ナウシカラピュタ紅の豚的世界が戻ってきた感。
とにかく、世界を構成する要素のひとつひとつが好みです。
プロペラで飛ぶ、少人数載りのメーヴェ的な乗り物。
蒸気機関車
宮殿。
動く城。
かかし。
港町。
魔法使い。
隣国の王子(笑)
ワクワクする気持ちを止められません。
初めて子どもの頃に「オズの魔法使い」「果てしない物語」を読んだ時の感覚に近いような気がします。
どこまでが原作の提供してくれているものなのか、は確かめてみないとですが。


画の色彩感も抜群で、とにかく明るい。
千と千尋の上品な色使いもよかったと思いますが、今回の地中海を感じさせる明るい色彩は、元気をもらえます。


話の展開には、説明不足(敢えて、みたいですけど)の点が多いんですが、とにかくファンタジーの傑作かと。