早朝に
深夜の電話は不吉。
なんてことを小さい頃に聞かされた覚えがある。
早朝に母親からのメールの着信。
祖母が肺炎に罹ったらしい。
覚悟するように、と言われて数ヶ月。
心の準備なんてできない。
平均寿命を越えた今、いつどうなるか、という思いは誰も頭ではわかっているものの。
弱気になってしまっているそうじゃけど、がんばればあちゃん。
もうすぐ誕生日じゃ。
祈り、応援することしかできんけど、それでも。
言霊が届くことを信じて。
長生きすることが幸福なのかどうか、すら自分にはまだ分からないけど。
話ができなくなることが辛い。
みんなそれぞれにこうしたことを経てきていることも分かった上で、でもやはり自分とその人との関係はそれぞれに唯一無二であって類似のものはあっても同一ではないことを感じてしまう。