風景の反乱

電車などの公共のスペースで化粧をする女性が増えた
と言われ始めたのは10年以上前。


自分と関係しない人間が風景でしかない世界に多くの人は暮らしている。
風景にどう思われようと構わない。
だって、風景は風景でしかないし、
風景の顔色なんかより明日確実にもう一度顔を合わせる相手の顔色を見た方が得だ。


が、そのように世界を見ている人は
風景が自分に対して牙を向くことをうまく処理できない。
風景だと思っていた人が突然
自分に対して
「あなたは間違っている」と口撃してくる
というシチュエーションに対して
ある者は必要以上にしょげかえり、
ある者は必要以上の反撃を試みる。


。。。。


いや、単に
岡山から上京してきた会社の同僚と飲んだ帰りの電車に
乗り合わせた若い酔っ払いの態度が最悪で
それに注意した人を攻撃するという
乗り合わせた運命を呪いたくなる出来事があっただけなんですが^^;


これしきでむかつく自分はまだ修行が足りない
と思う一方で、
不愉快な表情を見た仲間が察して
その彼を止めに動いていたところにちょっと安心してみたり。


この後、僕の思考は
「言わずとも悟る」
ムラ社会
みたいなところに広がっていったのですが、それはまた別の稿で?