T自動車
以前にも書いたように思うけれども
僕はT自動車が好きではない。
T自動車の目指す車、というのは多分、究極的にはドライバー不在の車なのだと思う。
誰でも運転できる
運転していることを忘れてしまうほど
危険を察知すればブレーキを踏まなくても、すぐに止まるし
道を間違えれば、危なくないように速やかに最短ルートにハンドルを切ってくれる。
ペダルを踏んでいる、と感じさせないアクセル・ブレーキ。(クラッチはないだろう)
舵を切っている、と感じさせないパワーステアリング。
ベストの燃費を維持できるトルクコントロール。
うわぁ、乗りたくねぇ。。。
いっそのことF1でドライバーがコンピューターみたいなところまで徹底してくれると一周回ってかっこいいと思えるかもしれないけど。
あーいや、広報ページに書いてあるのではなくて妄想ですよ。あくまでも妄想。
ただ、こうした方向に進むこと自体は業務効率改善、という視点においては正しい。
どんなに計算が苦手でも正しい計算ができる計算機。
どんなに筋力がなくても金庫をこじあけられる万力。
どんなに音痴でも音を外さないカラオケ。
どこのラインで主体が道具の側に移動したのか。
そこに意識的でいられるかどうか。