エンジェル伝説

たくさん読むことを薦められた漫画の中の一つ。
当たり前だけど、まだまだ未読の名作はあるなぁ。
もうぼちぼち(というよりも実は人は誰しも生まれながらにしてこの世の全てを知り尽くすには持っている時間が足りない)生涯をかけても消費し尽くす、ということが不可能な量になってきているのである程度取捨選択は必要なのだろう、と思ったりする。
その意味においてひよこの鑑別士のような親友を持っていることは僥倖としか言いようがない。
多謝。


で、この作品は、外見と内面のアンマッチの話。
美女と野獣
とは全然方向性は違う。


僕は人から面食いだ面食いだと言われ続けているのだけど、
確かに外見はある程度、内面に影響する、と正直思っている。
外見がある程度周囲に対して機能するから衣装や化粧が存在するのだろうし、美容整形などという技術さえ生み出される。
(美容整形の話をしようと思うといわゆる三つ口の話とかあれこれ考え始めてしまうのでいったん置かせてください。)
だからといって、外見がすべての判断に勝る、などということはもちろんない。当たり前だ。
だけど、多くの場合、外見はその人が「どうありたいか」が反映(程度の多寡は当然ある)されているものなので(お気づきとは思うが、外見、には立ち居振る舞いまで含む)外見なんてなんの意味もない、という言説には正直違和感を感じる。
それでも外見には圧倒的にコントロールできない部分もあったりするので、やはり程度の問題、ではある。
そもそも、冷静に観察すると驚くほど狭いレンジ(マクロ的に差と言えない程度)での判定がなされていることはなんなのだろう、と思ったりもする。