いまだに、むしろかつて以上に人は売買の対象であり

野球にも金額にもそれほど多くの興味を持たないので、
話相手としては不足しまくりの僕ですが、
それでも、30億円という金額は耳に入ってきます。
強く感じたのは、リンカーンがやったことというのは実は道徳的だったわけじゃなくて、一部の業者に寡占されていた市場を一般に開放しただけだった、という状況への気付き。
誰の元に対価が渡るのか、の違いだけで、人身はいまだに売買可能なのだな、とあらためて気がつく。
勤め人はその最たる例で、一般に言われる生涯賃金の2億円をなんとか自分で稼いで自分を自分で見受けするか、もっと安く買い叩くか、そもそも市場に出さないか。
要はそういうことなんだ、ということは知っておいた方がいいだろうな、と思ったのでした。
(類似の事例として、自分が愛している作品が、古今のあらゆる作品のいい特徴だけを繋ぎ合わせたフランケンシュタインのダッチワイフである、みたいなことを知っておきたいね、ということがあります。先日の披露宴で、新郎新婦そっちのけで盛り上がっていたのは内緒です。)