正月の過ごし方

正月に映画を家族で観に行く、などという30年前の正月みたいな過ごし方をするとはあまり思っていなかった。
正月は、家でおせちを食い、餅を食い、屠蘇を飲み(除運転手)、初詣の人混みに繰り出す。
そういうものであったから。
(いい年齢になっても家族で行動することを最優先、とされていたこともあり、そこにいろいろな思いが混ざったりもしながら)


今年は、喪中(といいながら、実は恣意的に選ばれているのだとも思うが、この辺の事情はいささかプライベートに過ぎる、ことも山ほど書いてきているがそれでも、と思われるので言及はやめよう)だったこともありおせちが無かったのが、この過ごし方の遠因であろうかとは思う。


変な話だが、「親族」が多かったりすると、毎年誰かが天寿を全うし、喪中でない正月の方がレア、
そんな状況がかつて7人兄弟が当たり前の時代にはあったんじゃなかろうか。
そもそも、喪中云々は、年賀状が核家族化もあって実家に連絡するツールとして始まってから、
みたいなこともあるだろうと推測され、であれば都市化が加速した60年代あたりに始まったたかだか4〜50年ものの伝統なのだろうな、なんて思ったりも。


2070年頃には、今みたいな正月はないだろう。
もっと早いかもしれない。
正月一日から空いている店がこれだけあるのだから。
(当然のことながら、サービスの提供者たちは働いているわけで)


しかし、クリスマスより正月の方がよほどしんどいように思ってみたり。


めずらしく東京から帰ってきた友人と遊びに行ってしまった父親と
だんなの実家に帰った妹が
なかなか帰ってこないので、なんか空気が重いような。。。
今となっては、あまりここが自分の家という感じもないようなそうでもないような感じですが、
楽しくやりたいところです。