ポニョ追記〜家族

主役の5歳の少年、そうすけくんは、母親のことを「りさ」と呼び父親のことを「こーいち」と呼びます。
というか、家族みんなが互いのことを名前で呼び合います。
欧米なんかでは当たり前なのかもしれませんが、日本では、お母さん、お父さん、またはママ、パパ、と呼ぶよう矯正されるでしょう。
両親の「自分は自分であって、父親や母親である前にまず自分自身だ」というような意思を感じさせる呼び方で、いいなぁ、と思いました。
仕事で帰れなくなったこーいちと信号灯で会話するシーンがまたいいんだ。。。
ちょっと制限のあるコミュニケーションツールでのコミュニケーションは、無制限になにもかも伝えられるツールのそれよりも、時としてより多くのものを伝え合う場合があるのかもしれない、なんてどこかの電話会社のキャッチコピーみたいですが。


いくつもの幸運が重なって自分に家族ができた場合には、彼らのような家族に憧れます。
千と千尋の家族とはえらい違いでした。