朧村正

朧村正 特典 特大 屏風型絵巻付き - Wii
近所の大型電気店では売り切れ(多分入荷が少ない)。
近隣では一番とうたうゲーム屋では一ヶ月経ってまだ初回特典をいただけたので(ラッキー)そんなに売れてないのかもしれなくて悲しい。
このプロデュースをしているmmvという会社は、過去、サイコロを振って進めるゲームでサイコロの目がランダムじゃない、とか、コアなファンの山ほどいる魚介類フィーチャー釣り竿ロープアクションゲームで物理学に詳しくない感じの動きをする、とかいうゲームを発売してゲーマーたちからは嫌われている会社なのですが、この作品は本当に素晴らしく、世に出してくれたことをひたすら感謝します。
製作しているところは、前作はアトラスから出してるようなこのポリゴン時代に2Dの良さ復権的な意欲的なソフトハウスに見えます。
本当にきれいに動くのです。


一般のアニメは動画が増えるほど製作費がかさむので手塚さんが生み出したとされるリミテッドで最小部分しか稼動せず、過去の多くのゲームも同様でした。
しかし、そこにポリゴンによる3次元計算が出てきて、立体的な物理計算を備えて動きを表現する時代がやってきました。
(ここを黎明期から見ることができたのは一つの幸せだったと思ったりします。)
そこを経過した今、呼吸をすると人の胸は膨らんだり縮んだりすることまで踏まえた動きを見せられて震えるのです。
一つひとつの止め絵も本当にきれいなのですが、この作品は動画こそが美しい、そう思います。


基本的に僕は和風なものに弱い傾向があるのでその辺は適当に割り引いて読んでもらうとよいのですが、大神というこれまて素晴らしいゲームがありまして、日本の原風景というか写楽の浮世絵の中を旅してる感じというか、がたまらないのです。