COMIC CUE

本日遅ればせながらVOL.300を購入。
今回は、ドラえもんの道具特集。
アンキパンをフィーチャーした「星のオペラ」は泣いちゃいました。

さらには、
最初のコミックキューから連載してる
「兆Sign」が一部完でした。

ほんとに背筋がぞくっとするものがありました。
圧倒的な存在が、この世にはいる、それを感じさせる。
ラプラスの魔たるピッピが計算した結果と
人間の自由意志との対決。

京極作品の中でも、
自由意志って?という問いかけがされたことがあるし、
高校の先輩、青山圭秀の「サンカルパ」なんてモロそのネタですね。
運命は、あるかもしれない。
決まっているかもしれない。
しかし、その運命を生きている自分にはそれを観察することができない。
その構造が、人の生をおもしろいものにしているような気がします。

が、「兆」中で紹介されていた
臨済禅師が「仏に逢うたら、仏を殺せ」という言葉が
一つ真実に近いような感触はありますね。

なにかがわかった気になった時こそ
そのわかった気を棄却することが大切なんでしょう。
わかるわけないんだから。
わかった気になるのが一番危ないってことなんでしょうね。
人間は、「わかりたい」生き物ですし。

殊に自分は、他人を分かった気になってしまい
勝手な物語を自分の中で展開して
好きになった人との距離が知らぬ間に離れていることもあり。。。

そういうオチか_| ̄|○ l||