くら

くら
という言葉がございます。
その前の物がよくない状態になってしまっていることをして、
〜くら
などと申すこともございます。
ま、昨今ではあまり使わぬ方がよろしい言葉でございますなぁ。
〜が暗い、ということなのかもしれません。


で、宇治拾遺物語、わたしも大好きですが、この物語に蔵人得業恵印という人物が出てくる。
この人が、はなくら、鼻に蔵とまぁ、書かれておりますが、はなくらと呼ばれていたのだそうです。
なんでも、このお方、火の鳥の我王やシラノ・ド・ベルジュラックのような鼻だったんだそうでして、最初は鼻が特徴なのと、蔵人だったことからついたあだ名だったのが、ひどい話ではございますが、鼻がよくない状態だ、というのとうまい具合にかかっている、というので何百年も経った今もって伝わっているわけでございます。


鼻の具合がよろしくない、といえば、わたしなんぞは年から年中ティッシュペーパーが離せないような状況でございまして、それゆえに牛乳パックは乾かしてスーパーに持って行き、「立派なティッシュになって戻っておいで」とリサイクルにせっせと回しているわけなんですけれども、まさに、はなくら、と言えるのではないか、と思ったりいたします。


鼻水が年中出ていては鼻も詰まるし匂いもロクにわかるまい、と思われがちですし、自身もそう思うこともありますが、これがどうしてなかなか、人一倍鼻が利くようでございます。まー、おそらくは、鼻が過敏なんで、鼻水が出てしょうがないんでしょうなぁ。
もっとも、鼻というのは差分を感知するものでございまして、お、いい匂いだな、という香りをしょっちゅう嗅いでしまっておりますと、却ってその匂いを嗅ぎづらくなる、なんてことが機能的にあったりいたします。
他人様の家に上がると匂いが気になって仕方がないところと逆に何も感じないところがあるのは、こうした事情に拠っていそうですなぁ。


とまぁ、ずいぶんと話も長くなってしまいましたが、はなくら。
わたし、考えました。
いくら。
ありゃぁあまりにおいしくて、または消化に悪くて胃がどうにかなっちゃう、だから胃暗。
そういうことなんじゃないかと気がついたんです。
ということはですよ。


バスクラ:低音楽器として知られていますが、むしろ低音部の具合が。。。
ブラクラ:ブラが、、、ということは、Aとかそういうことなんでしょうか?わたしは好きですけどね。(何を言っているんでしょう。この男は)
サクラ:「さ」、の具合が悪くてあれだけ立派に咲き乱れるのでしたら、ピンクの補色である紺色のことを「さ」と呼ぶのでしょうかね。
オクラ:ネバネバしているのはネバネバ止めの機能不全?「オ」とは!?


。。。
。。。
嘘ばっかり。