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夢中で咳込む

昨晩は、なぜかダイビングの夢を見た。 経緯は思い出せないが(夢とは大体そういうものだけど)酸素ボンベを背負って、漆黒の(そう夜闇の中だった)水の中に潜って行った。 光が欲しい、そう思ったのだけど、光はない。 だから、残酸素を見ようと、右手を後…

神様は意外と近くにいる

うちの会社では社内イントラに所属している人が全員アドレス帳に登録されていてoutlookからほいっと簡単にメールが送れる。 メールの宛先に同報する人を順に入れていく中、目的の人の近くに「神」という苗字の人を見つけた。 まぁ、ふつうは「じん」って読む…

駄洒落を制御できないぐらい疲れてるってことにしとこう

「おまわりさん!大変です!私のストールが盗まれたんです!」 女性が血相を変えて交番にかけこんできた。 「なるほど、あなたのストールがストールン(stolen)と。こりゃたしかに大変だ。」 「・・・。犯人をつかまえて返して欲しいんですけど?」 「もちろ…

日常に潜むホラー≠ホラ話

僕の元の上司は顔と名前を覚えるのが苦手だ、と以前からよくこぼしていた。 部下である僕のことも部下である時はさすがに覚えてくれているようだったが、一緒にいる時に、元部下だったという人とすれ違う都度「あの子、なんて名前だったかな〜」なんてことを…

贋作ほら男爵の冒険

(法螺貝の大音声) 聞こえるか?あの法螺貝が。法螺貝の音は何を呼んでいるのだ。 貝が鳴らすは、大海の記憶。われらの母なる大洋の記憶。 二枚貝。カラス貝。つぶ貝。法螺貝。宝貝。 貝は貨幣だ。価値の交換を司るものだ。 いやしかし、今はこの殻の形を見…

「コーヒーを頼んだら紅茶が出てきた話」の主題による変奏その2

忙しさから猫の手を借りたらこのありさま。(笑) 4行目〜5行目あたりで注文が違うことに気がついたのかもしれません。 そもそも彼らは猫舌なので、アイスで注文したんでしょうかね? ドラえもんのエピソードの1つ「ネコが会社を作ったよ」をちょっと思い…

「珈琲を頼んだら紅茶が出てきた話」の主題による変奏(女声)

ひとつの主題を様々な変奏できると楽しいです。 世界には語られるべきコンテンツというものはもしかしたら無いのかもしれなくて問題となるのはバリエーションだけなのかもしれません。 そんな風に思う僕なので、コアの無さに無自覚なままマッシブなコアを持…

珈琲を頼んだら紅茶が出てきた話

http://d.hatena.ne.jp/kokorosha/20080204 啓発されたので自分でもやってみます。 お目汚しですみません。 「えぅっ」 俺は悪態が口から出てくるのを止められなかった。 そのカップを持ってきた能面顔の女に抗議しようとした。 ちなみに、能面顔というのは…

伝説のお宝は俺たちのもんだ!

「だーっ!ったく今日何度めだ!?このデカい木のとこ来んの!?」 俺は吠えた。 「7度目だよ」 さらりと言ってのけるこいつはダチ公のパスオ。 シエロ家の十三男だ。 「十三番目だぁ?お前の親父、相当な野郎だな。おい!」 「いや、そういうことでもない…

くら

くら という言葉がございます。 その前の物がよくない状態になってしまっていることをして、 〜くら などと申すこともございます。 ま、昨今ではあまり使わぬ方がよろしい言葉でございますなぁ。 〜が暗い、ということなのかもしれません。 で、宇治拾遺物語…

さて、今日はちょっとしたお話を。

友人(仮にSクンとしましょう)は、休日出勤をしたんだそうです。 まだくそがつくほど暑かった頃のこと。 「いや〜やっぱり休日は人がいなくて仕事がはかどるな〜」 なんて言いながら、がんばっていたんだそうです。 しかし、そのオフィスは、休日は省エネ…