モネ

なんだかもう東京を歩きまくる、という心意気で引き続き歩く。
天気がよかったことも大きい。


またよく知らないまま適当に書くが、モネがやろうとしたこと(意識的か無意識にかは問わない)は、それまでの写実的に描く、ということに対して、いやいや私の目にはこんな風に光が視えるんですが、あなたがたはどうなんですか?そして、それをそのまま描くのが写実的なんじゃないの?ということだと思う。
写真と違って、絵だと、手前から奥まで全部にピントがあっているという光学的にありえない(といってしまっていいのだろうか。レンズによる?)絵が描けてしまうのだけど、それはおかしいよね。というか。
例えば、当日、自分で撮った写真。

モネは青とかピンクが好きみたいなので、こういう絵は描いてないんじゃないかと思うんですが、僕の好きな黄色を使うとこんな絵が生まれうるんじゃないだろうか。
それを、絵でやったところが、ミソというか。
なので、その後進の人たちの光を捉えようとする試みの数々も自分には非常に楽しいものでした。


ちなみに僕の中で映画を観る楽しみのひとつは光の表現だったりしていて(物語が無論先に立っちゃいますけど。一方で物語を脱構築?しようとしているさまざまな映画もも好きで、、、、とか映画について語りだすと長くなっちゃう)それをものすごく高いレベルで表現できているアニメも多いと思うのです。
(今回の5cmなんてまさにそう)
モネは好きだけどアニメはちょっと、、、とか言ってる人は僕とはモネの観方が違うんだろうなぁ、、、と思います。
美しいものは世界にはあるのだけれども、それを美しいと思うのはなんなのか、それを表現しようとしているきわめて人間的な行動が美しいとか思います。


時間があまりなかったのと、人が多すぎたのとで、じっくり見られなかったのは残念。
パリ万博の時のどこかの通りにトリコロールが舞っている絵は息を飲みました。