餃子受難

夕方、母親からメールが入ってきた。
曰く「餃子に農薬が入っていて中毒が出たよ。気をつけて」とのこと。
うちの母親は自家製野菜にはほとんど農薬を使っていないことをしきりと自慢し「野菜は虫がつくぐらいがいいんよ。」が持論。
だから、また大袈裟なことを、、、なんて思ってしまったのだけど、冷静に考えるまでもなく大変なニュース。
で、段ボールのことなんかもあって、やはりあちらの食材は危ない!と誰もが納得してしまいそうなニュースだけれども、これを書いている2月1日では、なにやら、何者かの悪意の気配がちらつき始めていますね。。。第2のグ○○・森○事件(あれって結局未解決ですよね?)にまで発展しないことを祈るばかりです。


農薬を大量に使うのは、ひとつは形が綺麗な野菜がよく売れる、というマーケティング的見地からより低コストで高く大量に売れるものを生産したいという動機付けによるでしょう。
そこには、農業が本来持っている、大地からの贈り物をいただける量だけいただく、というような姿勢はなく、ただひたすらに目先の収益を追う姿勢が感じられて、不快に思う人も多いことかと。
でも、目先の収益が入るのはそこに支払をする存在があってこそ。
本当に多くの人が不快に思い支払をしないのなら売れなくなってしまうはずなのでより売れるように作り方を変えることになるはずなのです。
とまあ、それが大原則なのでしょうが、その因果関係が近いケースと遠いケースとがあって、遠いケースだと、因果関係がズレて捉えられてしまうこともしばしば。(例えばこうした野菜のケースだと最後に口に入れる末端消費者の顔は見えないままバイヤー?に売るケースが多いのではないでしょうか。)
つくづくと世の中は簡単ではなく、そこがおもしろいと思ったりしますが、それよりなにより、みんなで美味しいものを食べ続けられる世界であって欲しいですね。
食いしん坊万歳!(ちょっと違う?)