せんたく日和

雪の積もった夜を越え、久し振りに時間を気にせずに起きた朝。
湯船から水をバケツで洗濯機に移し、溜まっていた洗濯(せんたくその1)を終えた後、湯を張っていると友人からのメールの着信。
三軒茶屋で彼のバンドメンバーのドラムのライブがあるとのこと、聞けばベース2本とタップダンスとドラムというかなり興味深い編成。
湯に長時間浸かった疲れが取れるまで休んでから天気もよいことですし、出かけることにしました(せんたくその2)。
三茶は電車の接続が微妙に悪く、うっかりすると、渋谷乗り換えみたいなロスのある路線選択が早い可能性すらある場所。
せっかくなので、東急世田谷線に乗り、旅情を堪能してみることにしました(せんたくその3)。

三茶に到着し、目当てのライブハウスへ。
地域に根差した感じの商店街から住宅地を抜けて到着してみると、残念ながら今、扉の向こうから聴こえてくる曲がラストとのこと。
世田谷線に乗りこんだ時点で間に合わない感じなのはメールで知らされていたのですが)
ドスンドスンとベース2本とドラムとタップという知識でかっこいい感じを脳内で再生していたのですが、「どうしますか?」という受付の方にお断り(せんたくその4)をして地上へ。
せっかくなので少し町を散歩してみることにしました。
町は三茶でも太子堂と呼ばれる辺り。歩いていると聖徳太子縁の寺がありこの寺があるからこそその周辺が太子堂と呼ばれていることを学びました。
それにしても太子という言葉はprinceのことだと思うのですが、聖徳太子と英仏百年戦争エドワード黒太子と、マグマ太子(違)くらいにしか使われているのを寡聞にして知りませんね。


そうこうする内にライブは終了し、友人と合流。
三茶の駅に降りる直前に目に入った五色の目不動の一つ目青不動に行ってみました。
今となっては目黒、目白がメジャーになってしまった一方で目赤、目黄そしてこの目青はすっかり寂しくなってしまっています。
堂内に一応お不動様は見つかりましたが、いかんせん小規模すぎ。
この感じではいつかやってみようと思っていた五色不動自発的スタンプラリーwithoutスタンプはそんなにおもしろくないかも?


その後、フリマに行きたいという友人と別れ、帰途に着こうと思ったのですが、ふと思いつき文化庁メディア芸術祭に行くことに(せんたくその5)。
この祭、無料なこともあってか、結構な人出でしたが、いくつかおもしろいものを観ることもできました。


会場である国立新美術館では書道展も同じく無料でやっていたので、よい機会と思いこちらも。
「とめはねっ」で書道について触れるきっかけを得ていたのですが、なるほどなるほど。


その後、疲れた時に食べたくなる代表である寿司を食べたくなったので高校の同窓生に声をかけてみました。
一人は残念ながら雪山だったのですが、一人ゲット。
(こういう時、いい大人は女性に声をかけるんでしょうか。。。いつまでも男子校ノリってのも、楽しいのですが、爺さんになった時に、、、と考えはするのです)
久々に食べ放題高級寿司で知られる店に行くことに(せんたくその6)。


時間もあったので乃木坂から信濃町まで歩き新宿へ。
さらに時間があったので都庁に登ってみました(せんたくその7)。
そしたら、日本にいながらにして海外旅行気分ですよ。
展望室までのエレベーター、昇りも降りも結構並ぶのですが、聞こえてくるのはほとんど中国語。
上京してきた時から変わりありませんが、多くの人が「上海」と発声しているのがわかります。
都庁のあの感じは、きっと上海を思い起こさせるのでしょう。
いずれ上海に行って確かめてみようと思います。
(来年の万博に行けたら楽しそうですね)



で、寿司。
いやぁ、美味かったぁ。
寿司は、店を間違うと10000円超えちゃうと思いますが、ここはその半額以下なのがうれしい。
味も値段に十分見合うと思いますし。


一方で話題はずっとガンダム
何も生み出さないあたりが楽し過ぎて困る。
はっきり言って知識の確認大会ですからね。
まぁ、休息としてはよいのでしょう。
ところで、我々のガンダムの楽しみ方は系統の確認っぽく。
競馬ファンの人があの馬はあの馬の子で、、、、というのを楽しむ感じ。
ロックファンの人がプログレとかパンクとかそういう系譜を楽しむ感じ。
武将ファンの人が誰それは誰それの子で、、、、というのを楽しむ感じ。
まぁ、何を対象にしても楽しめそうな楽しみ方ですが。


そんな感じに心の洗濯ができました。


寿司を食べながら「長い割につまらない」と言われたのに、こんなに長々と。。。
お詫び、というわけでもありませんが、都庁の上から撮れたお気に入りの写真を2枚。