相対的な形容詞

「硬いこと言うなよ〜」と言う時、言われる時、ある行為が「硬い」のか「硬くない」のかは何によって決まるのかなぁ。
「暑い」という言葉は、昨日と比べて暑い場合、住んでいた場所に比べて暑い場合、自身の体温と比べて暑い場合、、、とあると思うのだけど、結局、
「何かと比べて」○○い。
という状態に他ならないのだと思います。
この比べる「何か」は経験によって蓄積されていくもので、個々人の記憶との関係で決まる、のだと思いますが、一方で、「多数決」によって決まる部分も多分にあるのだと思います。


だから、科学の術語として、形容詞だけでは客観性を持てないから「モノサシ」が発明されるわけで。


歯医者で「ちょっと痛いっすよ〜」と言われる時、歯医者は僕ではないので痛さはこれまで見てきた患者の様子から類推するしかないはずなのに、よくまぁ、そんなこと言えるな、なんて思うことがあります。
15年前くらい、「ついに痛みの単位が生まれました。その名もH(ハナゲ)。1kgの力で鼻毛を引っ張った時の痛みを1Hとすると、足の小指をタンスにぶつけた時は100H、○玉を蹴り上げられた時の痛みは1000000H、出産時の痛みは1000000000H。」みたいな冗談ネタが流行しましたが、こうした、一人一人の感じ方に依存する物ははかりにくいんですよね。。。


自身が大学で修めた「精神物理学」の出番だとも思いますが、簡単な話ではないですね。


自身の感じ方が他の人の感じ方と近いのか遠いのか、測定するスキルこそが「空気読み」の第一歩なのですかね。
よく「他人の痛みの分かる人間になりましょう」なんて小学校の先生は簡単に言うけれど、ぜーーーーーったいに、他人の痛みそのものは理解できない、ということを踏まえた上で、それでも、他人がその人の人格としてどう感じているのか、を想像することの方が重要なのだと僕なんかは思います。
気ばかり遣って何もできなくなる可能性もあるので、ほどほどに、が重要かとも思いますが。




この日、GW後半戦に向けて人の少ないオフィスで先輩※とそんなやりとりをしたり、その先輩がそもそもネット上でこうしたことに話を広げられそうな論争(?)※※をしているのを読んだりしたことがあって、こんなことを考え始めました。




※なにやってんですか、、、(笑)
ついにアカウントなしでも楽しめて最高。
http://www.mazenove.com/game/gamePlayOut.php?ip=427
ノリノリでおもしろすぎて、しかもためになるのが見事!


※※
興味がある人はこの情報をもとにネットリと読み渉るとよいかもしれません。
//staki.staki.tk/stakilog/index.php/2008/04/26/196