灯の消えた世界

かれこれ一ヶ月前から、玄関の前の蛍光灯が点滅をし始めた。
お向かいの家との共有スペースなので、真っ当なら、アパートの管理会社に連絡をし「玄関前の蛍光灯が切れている」と伝え直してもらうか、自分でスーパーで買ってきて交換するのだろう。(そして、うちのアパートには管理人がいないことから、おそらく管理会社は、それは自分で変えてもらいたい、と伝えると予測される)


でも、どうせ、ほとんど家にいないし、帰ってきた時に家の前が真っ暗で多少気が滅入るぐらいのことで実害もないのでほうっておいた。
お向かいさんが、耐えられなくなったら行動に出るだろう、なんて打算が無かったと言えば嘘になる。


こうなりゃ、自分とお向かいさんのチキンレース※だ。(笑)


※崖めがけて並んでスタート。崖により近いところにストップしたものの勝ちというレース。
ゲームの目的だけを見るとビリヤードの打順を決めるバンキングと同じ。
ここでは、どちらが先に蛍光灯を交換するか、が競われて(?)いる。


なんて日々を過ごしていたら、この日、意外な展開が。






朝、出勤前の準備で玄関ほど近いトイレに籠って「さよなら絶望先生」の最新刊を読みふけっていたらどうも、玄関の外で、どったんばったんと音がする。
あぁ、電気やさんか水道屋さんがメーター見るための扉開けたり閉めたりしてるのかな、と思って、いざ出勤と玄関を開けたらば、そこに広がっていた光景は!
続きはCMの後!
(まだ引っ張るか。。。)






懸命な諸氏にはこの先の展開が見えているかもしれませんが、お向かいさんが!
引 っ 越 し し て た。




そりゃ、いつまでも蛍光灯変えないわな〜(笑)


暗いと不平を言うよりもすすんで明かりをつけましょう。
(って、別に不平はないのですけどね。暗くて鍵穴が見えないということもないし。)