シャーロキアンは側にいる

同僚が、やたらテンション高く電話でしゃべっているなぁ、、、やべ、俺またなんかやっちまった?
と目の前の業務をしながら、胃汁に苦しみつつ、耳をそばだてていたところ、やがて相手の見当がついた。
「おいおい言っとるあんたも似たようなことしるじゃろ。あんたにそげなこと言う資格はないで。」
(というか、誰かの存在を否定するような資格は誰にだってない。)
と思いながらも
「いやでもまぁ、言い方が異常なだけか、、、
でも、この言われようは、自分だったら凹むなぁ、、、」と思ったのでご飯に誘ってみたところやはり。


自分はテンションの高い話され方が苦手なので、なおさらそう感じたのだろう。


ともあれ、ご飯を食べて、シャーロックホームズの名刺をこれは好きな人じゃないと大してうれしくないよな、と思いながらあげたら、大喜びされて驚いた。
自分はまったくシャーロキアンじゃないのでせいぜい「まだらの紐」「赤毛同盟」「バスカーヴィルの犬」「〜の冒険」のタイトルをせいぜい知っている程度。
あとちょっと知ってるのは犬のヤツ。
(駿さんなんでしたっけ?オープニングのダカーポの唄とか大好きですが)
しかし、この人は違う。
緋色の研究から、全部を何度も読んだとか言ってる。
第一名刺を見て、ベーカー街の221のBとかに反応できるレベル(笑)


たしかに日常生活で、自分はシャーロキアンだ、という話題になることなんてそうそうない。
意外に趣味が合う人が意外なところに隠れている、そういうことはあったりするんだろうなぁ。。。


という流れで、自分は常日頃から自分が好きなこと/もの/ひとを公言することはチャンスを広げることだと思っている。
今回の例で言えば、あらかじめシャーロキアンが近くにいることを知っていれば、もっとあれこれ買ってきたように思う。
●●を好きだ、と言っていると、誰かが●●に近いものに遭遇した時「●●?あ、そういえばあの人が好きだったよね。なんか持っていってやるか」となる、といいなと思う。
というか自分は、そう動く。
何かのチケットが余ったから声かけてもらったりした時、そういやあの人が好きだったから誘ってみようか、
何かを食べに行く、そういやあの人が好きだったから声かけてみようか、
(もちろん、誘い易いオーラがある人であることは大前提)
そう動く。


そんなに他人に興味がある人ばかりでないことも、残念ながら知っているけれども。


それでも、みんな、自分が何を好きなのか、は照れずに世界中に叫び続けるのがいいと思うんです。
(世界に一つしかないもの、例えば人とかだと、妨害されたりすることもあるのかもしれませんが、、、)