こうして人は間違う〜視力がいい人はタバコを吸う?

職場に視力が少なくとも2.0(たまたま視力検査表が2.0までしか測れないから2.0だけど実際には4.0とかかも知れない)ある人が二人います。
20歳頃を境にみるみる視力が落ちている自分なんかからすると実に羨ましい話。
とは言え、世の中は視力が落ちている人が多数派。
まさか眼鏡業界、コンタクトレンズ業界、そして眼科医が自分たちの儲けの為に世の中の人の目を悪くして回っているわけでもないだろうけど、現実問題として、目がいい、というのが圧倒的少数派であるのが現在の状況だと思います。
職場でも多分視力矯正業界の世話になっていないのはこの二人だけなのでは?
で、この二人がどちらともタバコをお吸いになります。
職場でタバコをお吸いになるのもこの二人だけ。


少なくとも職場の30人に限るならば、タバコを吸うことと視力がよいこととが完全に一致してしまっているわけです。
この例だとさすがにちょっと目を外に向ければ反例になる人にいくらでも当たる(タバコを吸わないのに視力がよい人とタバコは吸うが視力が悪い人)ので、そんなことはないだろう、と考えることもできますが、他のこの二人だけに当てはまる特徴が効いている場合にはちょっと太刀打ちしにくくなってくることもあるかもしれません。


タミフルは異常行動を引き起こすのか?」になかなか結論が出ないのはこうした難しさの一つでしょうし、
一方で、凶悪犯罪者は犯罪の際に服を着ていたので服を規制すべき!(cf.アメリカの凶悪犯罪者はパンを食べてた話)みたいな暴論(さすがに実際に耳にはしませんが)を生み出しうる基盤とも言えます。
納豆を食べたら痩せるとかの、健康にまつわる話も、結局これと同じ。
マイナスイオンと書くと機器は売れますが、効き目は正直よくわからなかったり、水に話しかけたら結晶がきれいだったりいろいろありますね。