SOHO試論

在宅勤務とかSOHOとかオフィスに出社せずに勤務をする、というような勤務形態が様々に研究されていることかと思います。
ドラえもんが生まれた未来の町でも、お父さんは家にいながら仕事をしていて、もう出勤ラッシュの地獄の押し蔵饅頭から解放されている、みたいなビジョンが描かれていたような気がします。
ネックになるのは何でしょう。
電話やメールがあれば、コミュニケーションはとれます。
しかしそのコミュニケーションに欠けているのはコミュニケーション相手の事情。
同じオフィスで勤務している分には、なによりその人が自席にいるのかいないのか、が一目瞭然。
そして、今、何か急っぽい業務でてんぱっている雰囲気なのか、口元に笑みの浮かぶ若干の余裕有り状態なのか、といった情報も得られます。
理屈の上では在宅勤務は可能なのだけど、この一点に置いて、そしてその一点は実は非常に重要な「人間関係」の構成要素の大部分である一点である為に、人はオフィスに通い続けるのです。


今日は、普段とは違うオフィスに詰めていたので、そんなことを考えました。
夜景が綺麗なのがせめて救い。