カチカチ山に登りました

この日、山はあいにくの雨だったのですが、朝から河口湖に向かい登山。
雨で当初の予定よりも低い山にちょっと登るプランに変更になったのですが、その山が、カチカチ山の舞台となった山。
ロープウェーでも登ることができる山頂はカチカチ山な演出がいっぱい。


↑これなんてトイレの中なんです。
で、中でも目を引いたのがこちら↓。

むやみにタヌキの表情がイノセント。。。
いたずらが過ぎて、おばあさんにつかまって殺されるところを命からがら脱出しておばあさんを殺害、伴侶に食べさせようとする凄惨な悪者っぽい造形にすればいいのに、、、と思ったりしてしまいます。
当然ながら外見がその人の内面を保障してくれるわけではないのに、そんなことを短絡的に思いついてしまいます。
(そういえば、夏に行った網走監獄では金髪リーゼントの絵に描いたような不良が取り調べを受けているマネキンとかがありました。。。)
ある友人は、目が大きく体も丸くてちょっとトトロ的な外見で事実こどもからも大人気で公園にいたりすると、こどもが寄ってくるんだそうですが、大変残念なことに彼はこどもが嫌いらしく、、、みたいな外見と内面のギャップを少なくない人が、抱えて暮らしているものなのかもしれません。


一方で、このウサギ。
タヌキにひどい目にあわされたおじいさんとちょっと親しくしていた「他人」が正義を凄惨に執行する様。


太宰さんの御伽草子にはウサギは若い女性でタヌキはオッサンで、若い女性に心奪われたオッサンが若い女性からひどい仕打ちを受ける、という話なのだと解釈されていましたが、身につまされる思いです。
恥ずかしいことの多い毎日ですが、せめてはつらつと生きていきたいものです。