某人と竜の物語

つまらない、と噂には聞いていて
「そんなやつおらへんやろ〜ちっちきち〜やで〜」
(一度使ってみたかった)
と思っていたんですが、、、


以下推測。
一応ネタバレしないよう気をつけてますが、ふがーってなったらごめんなさい。
おそらくはパヤオ氏が偉大すぎた。
で、物語の冒頭で父殺しをしてみるも、超克するどころか
不安に押し潰されそうになる日々。
偉大なプロデューサーに導かれながらどうにかこうにか作品を世に産み落としてみたものの、前途多難。
というのをまんまゲド戦記シュナの旅の力を借りて映画化するも、
いかんせんスタッフが言うこと聞いてくれなかったり
(父から奪った剣は最後まで抜けない)
して、最終的には醜いつぎはぎな感じの映画に仕上がってしまったという感じ?
歌がよかったり背景が綺麗だったり動きがよかったりしてるだけに全体としてのちぐはぐ感が残念。
「見事だな!しかし坊主、自分の力で勝ったのではないぞ!そのMSの性能のおかげだということを忘れるな!」です。
このままじゃ「MSの性能の違いが戦力の決定的差ではないということを教えてやる!」って怖い人がやってきちゃいますよ。


僕が原作を読んだのは中学生の時だったかな。
図書館で借りた記憶はあるのですが、肝心の中身はいい感じに忘却。
(どころか僕の中では三冊完結だったのですがその後もあるんですよね?)
「本当の名を知ること」の重要性だけが記憶に残っていました。
なので、千尋が名を盗まれるくだりとか「琥珀川!」のシーンなどは本当にたいせつに感じていたのですが、レヴァンネンとテハヌではその演出が弱かったのも残念。


文句だけ言うのは最低なので、代案.com。
視点が客観的過ぎるのではないかと思うんですよ。
だから誰にも感情移入できない。
アレン軸でいいじゃん。
せっかく影もいるんだし。
なのになんだか感情移入を門前払いムード。
あれなら碇シンジ君でいいのに。^^;
って結局、脚本の問題?


一人の天才(?)に依存しっぱなしだとスタジオが潰れるので
お客さんに対して分かりやすく「継承」を表現できる人がいるのであれば
素人であっても継がせてみた方がいいし、もっと可能性がありそうな人を他にも育てた方がいい。
育てようとしてこなかったのだとしたら、今後その罰を受けることになる。
それはどこであってもなにであってもそうだと思う。
願わくは「次回」がありますように。