オタクとパラフレーズ

自分が学生の頃、岡田斗志夫(敬称略)が宮台真司(敬称略)に
「岡田さんはパラフレーズがうまい」
と言われたと言っていたのをなぜか妙に覚えている。


先日、横アリの3階席からのスターダストの話を受けて
ヲタ芸(ここからリンクの貼られる項を読んでみてほしい。ってリンク自動生成されないでやんの。ださ。)を調べてみたのだけど、
そこで本当に驚かされ、笑わされたことに
さまざまな「現象」に「名づけ」がされている
ということがあった。


最近、薦められて読んだハルヒもその良さの大きな部分を占めるものはパラフレーズのうまさだ。


物事をなぞらえることのうまさ。
固有の事象をそれ単体で受け止めるのでなく
その単体が持つ、あらゆるキーファクタにひっかけて連想されうるあらゆる事象を同時に受け止める。
それはたぶん、ポストモダンに近いものなんだと思う。
ポストモダンがなんなのかさえ正確に僕は知っているわけではないけれど。


オタクということと
パラフレーズのうまさ
ということがなんだかわかちがたく存在している感じがあるのを忘れないように書き留めておきたい。
オタクだからパラフレーズがうまいのかパラフレーズがうまいとオタクになるのかもよくわからないけど。
もうどこかで十分に吟味、評価されている話なのかもしれないけど。


補足
オタクということばの意味は人によってえらいズレるのであまり使わない方がいいように思ったけど、他にいまいち思いつかないので、いったん、そんな感じで。