世界は君を何と呼ぶんだぜ?

帰宅時にカーラジオから愉快な企画が聞こえてきた。
「知られざるあの人の本当の名前を覚えよう!」という企画。
トム・クルーズはトーマス・クルーズ・メイポーザ4世。
シャアはキャスバル・レム・ダイクン
ペレはエドソン・アランテス・ド・ナシメント。
さかなくんはみやざわまさゆき。
とかいろいろ紹介(投稿)されていておもしろかった。
「へぇ!」という驚きがあったから、というのと「たしかに長いよ!そりゃ通称で呼ばれるわね」というのと。


ネットの世界では、検索エンジンでよく目につくようにするSearchEngineOptimizationが行われている(と思う)。
最近は結婚で戸籍上の苗字が変わった人も、そのまま古い名前を名乗ったりすることがめずらしくない。

その人がどうありたいのか、というのに合わせて最も適切な名乗りをする、という流れがある、ということなのかも、と思うが、そんなのは別に今に始まったことでもないな、と思った。


名前というのは結局、その人との関係性の中で、その人を各人がどう呼ぶことに決めるのか、という話。
魔術の世界では、対象の真実の名を知ることはその対象の全存在を知ることと同値、なんてこともあるけど、関係性が複線化している現代においては、もうほとんど真実の名という概念が無効化している。


周りの人から心の中で「アホタワケ」とか「フケツマン」とかそんな風に呼ばれないようでありたいですね。
まったく余談ですが「ブタゴリラ」ってあだ名はつけた人ひどすぎると思う。
薫くんの度量が大きくてよかった。(のか?)