ザ・マジックアワー

三谷版ニューシネマパラダイス、と言うと言い過ぎだろうか。
映画への愛に満ちあふれた素晴らしい映画でした。
三谷脚本の一番の特徴である「嘘を別の嘘で取り繕うことでドラマを転がす」がうまく機能してたようにも思うし。
役者もみんなうまい(というより舞台映えするけれん味のある芝居なのだと思う)ので演技を見てるだけでおもしろいというのもあるし。
シカゴとかギャングとか禁酒法とかそういう舞台装置が好きな人には舞台設定もオススメ。
1シーンだけ映る門司のレトロな町並みとかが好きな人にも。
レイトン教授の町並みにもあったヨーロッパ的石畳の三叉路の角にある宿とかかなり萌える舞台ですよね。