せかされわなに

某大手ポータルサイトのニュースヘッドライン。
平仮名ばっかりでなんのことか理解するのに時間がかかりました。
その後見たら「せかされ被害に」に修正されてて、わからない、という声が多かったのかも知れません。
急かされわなに
せかされ罠に
と部分的に漢字を混ぜるだけで、ぱっと見た時の理解度が格段に変わってくるように思うんですけど。
文字を処理する際に右脳(たぶん)のイメージ処理野を使いまくってるから、という漢字仮名混じりという日本語使用者特有の現象かもですが。
文字を絵としても処理している、という話。
まぁ、英語になれてくると、left rightも一々意味に変換したりしなくて、自動的に方向のイメージで処理できるようになるので、漢字に限った話でもないのかも知れませんね。
ベトナムは漢字を使ってたのを、音を表すためにアルファベットを使用するのに踏み切って、今はもうアルファベット表記ばかりです。
ハノイは河内の音、とか漢字が持つ意味の力はすごいと思うのですが。。。


すっかり話が自分が好きな「ことば」の話になってしまいました。
元々、この記事はオレオレ詐欺は急かされることでひっかかりやすくなる、という記事でした。
同僚のご実家も最近オレオレ詐欺に遭ったのだとか。
「ごほっごほっ、、、俺、太郎(仮名)だけど、、、ごほっごほっ、今病院に居て、財布をすられて困ってるから振り込んで欲しい」という手口だったそう。
咳をしてるから声が息子と違うのが誤摩化せるといいなメソッドとは巧妙ですね。
しかも、この場合、怖いのは、息子の名前もバレていたことで。
実の息子を名乗る咳き込んでいる男が困っている様子で電話をかけてきたら、親もうっかりだまされるかもしれません。。。


自分も親との間になんらかの合い言葉を用意しておこうかな。。。
って、なんとも世知辛い話ですが。