時かけおかわり

病床で寝る以外にすることもないので、ぼんやり考えている中、あの話が、真琴の脳内成長物語だと思って読み解いてみたら結構しっくりきたので書いておくことにします。


チアキは真琴のアニムスだと思ってみる。


アニムスは何度でも真琴に少女から女になることを求める。(何度も告白する)
でもまだ女になることを受け入れたくない真琴は、その情動を「なかったこと」にする。
彼氏候補であろう優しくて勉強もできてスポーツマン、背も高くて医院の一人息子でお金持ちであろう非の打ちどころのない存在である幼馴染のコースケとも、彼氏彼女の関係になんて気持ち的になれないからついにコースケに彼女を娶わせまでしてしまう。
が、本心では、そんなことは望んでいないから、コースケと彼女は電車に惹かれてしまうわけだ。


でもそれはチアキがカバーする。
チアキは真琴だから真琴が望むことはチアキが望むこと。


あとはその受容プロセス。


最後に真琴はチアキを受け入れてそしてチアキは「未来で待ってる」と言って消滅。
で、真琴は「やりたいこと」を見つけて、未来に歩き出す。


序盤の高瀬君がひどいことになっていくところとか、かなり不愉快だったりするし、
失敗してもリセットボタン押せばいいもんねぇ、がはははは!的な所には実に眉をひそめてしまうのだけど、
自分が自分に出会って一歩進む、みたいなところは、やっぱり嫌いじゃない。