一日目
20時に長い船旅を終え北の大地を踏みしめている。
船上で、おそらくはロシア人の金髪美少女との(一方的な)出逢いがあったりしたのだけれども、それはまた別のお話。
北海道は寒い。
気温が20度を切っている。
短パンはうかつな選択だったみたいだ。
寒いだけでなく広くもある。
道路脇のパーキングエリアは駐車枠がなく勝手放題に駐車可能という土地の余裕。
それよりなにより広すぎて普通に妄想していた町までたどりつけない。
変に張り切って宿を予約しなくてよかった。
たどりつけたエリアで探す、というスタイルが安全そうに思う。
キツネもいる。
神戸でカラス感覚で朝、ゴミをあさっているイノシンを見て驚いたことがあるのだけれども、こちらではキツネらしい。
すでに二回遭遇した。
幅を効かせているのはセイコーマート。
「どこ行く?」と聞かれてファミマとかセブンみたいな感じにセイコー!と答えるのが微妙に気まずいのでは?と心配になる、などと思ったりしたけれど、くだらない言葉遊びにすぎないか。
写真のような自称北海道限定の牛乳たっぷりジョージアがおいてあったりする。
これまでの旅程は苫小牧から少し海沿いに走り、沙流川という川を源流まで上ったところ。
川の名に、先日サルというグループの人たちと一緒にソフトボールの練習をして楽しかったのを思い出し、偶然の巡り合わせを愉快に感じたが、これもまたくだらない言葉遊び。