美味すぎ!奥多摩で蕎麦の名店に言葉を失う

蕎麦通の先輩の心のベスト5ランクイン。
いや、最初は「こんなに誘導の看板が多い店は大したことがないのでは?本物はもっと宣伝しないもんだ」なんて不遜なことを思ったりしていたのです。


人の気配の少ない山道を車で結構登っていくと、その道のどんつき(本当に山頂行き止まり付近にあるのです)に急に多くの車が停まっている。
並ぶのが嫌いな二人だったので、引き返そうかとも思ったけれど、せっかくなので並んでみたところ、いやはや。


まず、つきだしの刺身こんにゃくと大根の漬物。
この刺身こんにゃくに添えられていた、わさびが絶品。
あそこまで風味を100%引き出された卸しわさびはそうお目にかかれません。
やまめの炭火焼もわさびを添えてめちゃ美味しくいただきました。


こりゃ蕎麦にも期待!と思っていたらたしかに!
蕎麦がいい。つゆがいい。
前述のようにわさびがかなり強烈なのですが、それを風味として活かせる本体自体のしっかりと味わい。
そして蕎麦餅(これがまた甘すぎず絶妙!)がいい。


なんかですね。
食べるじゃないですか。
そしたら「うーまーいー!」という感嘆詞が出てくるよりも先に笑いがこぼれるんですよ。
もうね。
美味い料理の前に言葉はいらない。むしろ失う。


並んでいる時には、知らない人が、並んでいる我々を尻目に「うわ〜すごい並んでるね!わたしらはいい時間に入ったね!」と勝利宣言?をされなんとなくケチがついた感じもありましたがそんなのがふっとぶエクセレントなそば屋に出会えたことが僥倖。
ミシュラン星三個はこういうところにも与えるべき!(笑)