マンジャーレ〜想像のイタリア人生活

僕の想像するイタリア人像は以下のようなものだ。
朝は9時〜10時と遅い。
今朝も目覚めることができたことを神に感謝。
落ち着いたら、朝ご飯を作り始め、たっぷり1時間かけて食べ終わり食器を片付ける頃には昼ご飯の支度が始まる。
お昼は14時頃。
仲間たちと1〜2時間陽気に舌鼓を打った頃に陽が傾き、ディナーの準備。
今日も一日陽気に暮らせたことを神に感謝しながらゆったりとワインを傾けながら一日を陽気に終える。


ええ。
食べてばっかりですね。(笑)


実家に帰ると割とこんな一日になったり。


朝は、7時から開いているフランス帰りのパン職人の技が光るパン屋(これが朝なのに大盛況なんだ)でパンを購入。
たっぷりの牛乳で割ったコーヒーと新鮮な野菜のサラダとともに。
食べ終わって食器を洗い終えた頃には10時。
昼の仕込みが始まる様子。
この日の昼はパスタだった。
ソースを作り始める母親と妹。
母娘が並んでなにかをしている様子を眺めるのは好きだ。
母系が継承するものがあるように思う。
そんな時、自分が男性なのを少し残念に感じたりもする。
甥っ子は、まだ僕に対して警戒心しかないよう。
この警戒心なら、知らない人にさらわれる可能性は下がりそうなのはメリットだ。
その後、どうやら、うたた寝してしまったらしく、次に気がつくと、パスタが食卓に並んでいた。
自分にとってパスタというのは、茹でたパスタに買ってきたレトルトソースを温めてかけるものな感じがあったのを恥ずかしく思う。
食べて、皿洗いを終えると帰京の時間だった。


文化という衣で、巧妙に偽装するけれども、食べるということは生きることの本質に近い現象だとあらためて思います。