文学少女と死にたがりの道化

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)
自分の感性が周囲に照らして正しい自信がない。
だから、自分の言動に対して、周りの人がどう反応をするのか、を見て自分の言動を反省する。
やがては、自分の言動の前にその言動に対するリアクションを予測して、言動の実行不実行を検討するようになる。
(残念ながら、そんなところを超えて、動けるところと動けないところがあったりする=情動ってやつ?にはほとほと手を焼くのだけれど)
これは集団の中では一定の正しさを持つ、のかもしれない。
けど、自分の中の正しさは?
誰よりも自分が自分に「この嘘つき!」って言いたくなるよね?


自分が考えていることに自信が持てないから、誰かが言ったことを自分の考えであるように思い込む。


そんな話がしたいんじゃない。
その誰かの言ったことなら、その「誰か」に聞くさ。
僕は「キミ」がどう考えているのかが聞きたいんだ!


ボク?
ボクは何を考えているんだろう?
考えていたんだろう?


ボクがボクとして考えていいなんてそんなこと急に言われたって、、、




最近の友人たちとの対話を受けて、頭の中で考え続けている問題の一つと絡み合って大変美味しくいただきました。
RODなんかもそうですが「本」自体が好きなキャラクターには共感します。
書かれている内容こそが本体なのはもちろんなのだけど、そのメディアである「本」がやっぱり好きみたいで。
こういうラノベを読んで太宰を読み始める人がいるといいと思うし、自分で考える人が出てくるのもいいと思います。
僕自身も迷子続行中ですが。。。