友人がドラムのスリーピースバンドのライブを聴きに行きました

3連休の初日、昼間はソフトボールの練習。

初めて使うグラウンドだったのだけど、すり鉢状の底にあるようなグラウンドで思いの他よいソフトボール場。
予約を取るのがもちろんなかなかに大変なのだけど、ホームグラウンドと考えたいところ。
(それでも最近はネットで予約できるので、以前の役所が開いている時間帯に並ばないといけないような状況に比べれば格段に取りやすいのだと思うけど)




その夜、ここのところ完全にどっぷりとハマっている作家石黒正数の作品の一つ「ネムルバカ」※を読んだりしたこともあって、友人がドラムをたたいているスリーピースバンドのライブを溝の口まで聴きに行きました。


これがまぁ、めちゃくちゃかっこよかったんですよ。

緩急自在というか重厚感と疾走感の駆け抜ける重戦車感というかとにかくかっこいいのでまた次のライブに行きたいと思うのです。
スリーピースという構成のトリニティ(三位一体)の妙。
マイスペ貼っちゃいます。
http://www.myspace.com/maniaclunch


なお、当日興奮のあまり書きこんだミクシーボイスはこんな感じ。
「友人のライブを聴きに来たところ、かっこよすぎて興奮のあまり一駅歩いてしまった。溝の口は都会だと思っていたけど夜は街灯も少なく結構不安な町に感じた。いやしかしかっこいいライブだった。(10月10日)」
今見ると大して興奮していないようだけど、興奮した!じゃなくて興奮のあまり歩いた!みたいに行動が表現されているあたりやっぱり興奮してたのだと思う。
夜風にふかれて、クールダウンの必要があったのでしょう。


※ちなみにネムルバカはこんな本です。
寮暮らしの大学生のあれやこれや。
オペレーション「トロイの木馬」も鮮烈。
残念なのはほとんど本屋で見かけないこと。
徳間は過去にキャプテン廃刊にしたり社内でも漫画出版をどうするかすごい試行錯誤の繰り返しなのだろうなぁ、と推察しますが本屋に置かれないのはやっぱりもったいないと思うのです(置いても売れない世の中なのか、、、)。
ネムルバカ (リュウコミックス)

ダチョウ改めイチョウ倶楽部

取引先のお兄さんたちが、格好よく、まるでSMAPかなにかそういうたたずまいなのに比べて、我々は誰が呼んだかダチョウ倶楽部というありさまです。
いつも昼を一緒に食べている男子三人がダチョウ倶楽部なのです。
(のっぽとやせと自分なので、たぶん、僕が竜ちゃんの役回りなのでしょう。。。)


やせの人はそもそも胃腸が大変弱い(だからこその痩せ)たくさん食べられないし、ちょっと辛いものを食べると大変そうだし、朝もシクシクとした胃の不快感で目が覚めるようです。
そこにのっぽの人が胃腸を痛めてしまいました。
(多分に職場のストレスが原因っぽいのですが)
あれあれ、、、と思っていたら、自分も!
この日はどうにもどうにもならず、早退とあいなりました。
なお、点滴打ってもらって吐き気が収まったのには、西洋医学万歳!と思いましたですよ。

カープ@ドーム

広島もんが集まってカープ戦を観に行きましたよ、と。

いつから東京ドームのことをビッグエッグと言わなくなったのかわかりませんが、とにかく「ビッグエッグ」と言うと「えっ?」と聞き返されました。
wikipediaあたりでは愛称ビッグエッグと紹介されているのですが。。。
写真を撮らなかったのが悔やまれるのですけど、ちょっと早めに到着したことによる球場内の探索中に「ビッグエッグ」とかつて描かれていたけれど今は消されている壁を見つけたお陰で自分一人の妄想でないことをアピールできたのはよかったです。


夕飯は、もちろんお好み焼き。
(広島でお好み焼きと言えば関西風お好み焼きでないのは当たり前じゃけ説明せんけどええですよね)
球場から近く、観戦終了後のお客さんで行列。
石川啄木の「ふるさとの訛なつかし、、、」みたいな感覚もあったりするんかな?
母語で話すと、心的距離が近づく感じはあるかもしれませんね。


一方で、僕はどうも同窓とか同郷とか同じ趣味とか、そういうのに強く引っ張られすぎて駄目な気がします。。。
単純に「わーいおんなじ〜」という感じに、うれしくなっちゃうのですが、それって「違う」ことへの無理解の裏返しなのでしょうから。。。

ソフトボールの練習をしながら川原で空飛ぶ模型飛行機を眺めて思った

一昨年は台風でなくなってしまったという多摩川沿いの野球・ソフトボールグラウンドで練習。
隣でエンジン駆動の模型飛行機を飛ばしているのに見とれて守備が疎かになっていたのは秘密。
最近の模型は、コクピット(コック=漕手の入る穴だと思うと空飛ぶ棺桶ってのがなんか冗談じゃない感じになるので、安心エリアとか幸せボックスとかそういうニュアンスの名前になるといいと思わないでもありません)あたりにカメラ載せて、手元の液晶画面に映像飛ばしたりとかできてるのかしらん?
バーチャレーシング(もう15年以上前かぁ。。。)の視点3とか4の方がラジコン感覚で上手にコントロールできる部分もあれば、視点1とか2の視点じゃないと上手にコントロールできない操作もあったように思います。
下から飛行機の体制を見ながら操舵できるのは、いい面もあるのだろうけど、やっぱ運転席からの視点で見たくもあるような。。。
エースコンバットあたりがローコストで飛行機を操縦してる感覚を味わわせてくれはしていますが、模型飛行機は実際に飛んでいるという一点に置いて、やはり優位性があったりするのでしょうね。


学部時代に、体性感覚の研究で逆さ眼鏡に人の脳は順応可能なら、自分を上空から眺める視点で暮らしてそこに順応したら、新宿駅の人ごみでもスムーズに移動できたりするのでは?ということをちゃんと掘り下げて研究しなかったのが悔やまれるのだけど、せっかく最近のテクノロジーで視座をかなり自由に移動させられるようになったら、最適視点のコンフィグとか自由にできるといい、と思ったりします。
そういう文脈で、視聴覚交換マシーンもぜひ一度体験したいと思っているのだけど、よく知らない人とかと交換したらなんとも言えない気分になりそうなので、親しい人とぜひ(逆に親しい人の方がいやなのかなぁ。。。)とか。


ともあれ、電線地中化工事が進んだら、川原じゃないところでも模型飛行機や凧を飛ばせたりするかも知れないのは付加価値としていいなぁ、とも。

木曾駒〜巨人の肩乗り登山


1泊2日で木曾駒ケ岳(通称木曽駒)登山をしてきました。
木曾駒は中央アルプス木曾山脈にある約3000mの高峰。
麓からてくてく登ることもできると思いますし、そうした行為こそを「登山」と言う人もいるのだと思いますが、それには時間も体力も必要です。


この木曾駒にはロープウェーがあります。
日本一高所にあるという触れ込みの千畳敷駅までロープウェーで登り、そこから頂上アタックが可能なのです。
ロープウェーを通してくれた過去の方々ありがとうございます!
僕だけではこんな高く険しい所に行くことはできませんでした。


が、この日はシルバーウィークということもあり、このロープウェーがなんと3時間半待ちの大渋滞。
下のロープウェー駅(しらび平駅)前はご覧の有様でした。(ぼかしをいれていますが人が多い様子はお分かりのではないでしょうか)

富士山の頂上も登山の服装ではあるけれどもかなりの人ごみで「ここは銀座※だったっけ?」と思うような感じでしたが、山登りって需要あるんですね。。。
※今でも人が多い場所のことを○○銀座というのかは知りませんが、、、新宿とか原宿あたりに変化してたりしますかね?


実際楽しいし、年を重ねても楽しめそうな趣味なので、自分ものんびりやっていきたいなぁ、と思ったりしますが、この人数を目の当たりにすると圧倒されるのも事実。
ロープウェーは毎回、山手線よろしくすし詰めで登ったり降りたりしてるのですが3時間半の待ち時間には5分と待たずに次の電車が来る都会の暮らしになれた身にはつらいものが、、、と思いましたが、中高時代のさっきの汽車(芸備線)を逃してしまって次は約1時間後!みたいな感覚を思い出すことでちょっと優しくなれた気がします。


というわけで、巨人の肩に乗ってばびゅーんと頂上には昼には着いちゃうもんね〜、そしたら頂上付近であっちこっち歩いちゃうもんね〜という計画だったのですが、足止め。

しかし、こういう時に万事塞翁が馬と言うのか、しらび平付近にある「ひぐらしの滝」付近がかなり楽しかったのです。
ちょっとしたハイキングコースを滝の音がする方へ向かっていった先に滝を発見!的、水曜スペシャル探検隊的ムードが楽しめる上に、滝つぼに迫るために渓流の中の岩をどの順番でアプローチすれば到達できるかをパズル的に考える快感、一つ一つの岩や流木の安定性を確認しながら一歩一歩自分の身体の安全を確保しながら近づいていく快感もあり、まだ全然登っていない段階でもう心中では「This is 登山!」と興奮気味でした。
滝の水しぶきのマイナスイオン擬似科学)で思考もスッキリ!?
さらに滝つぼ付近はロープウェーの航路の真下で、ロープウェー通過の際にはかっこいい写真まで撮れました。
3時間半待ちじゃなかったら、この滝には来なかったかもしれないことを思うと「This was 怪我の功名!」と振り返って感じます。








さてそんなこんなでようやく千畳敷にたどりついたのは15時頃。

山小屋に到着することが望ましいとされている時間も15時頃とのことで「今出た!」という蕎麦屋の出前よろしく予定に比してマイナス時間からの行軍開始です。
写真ではわかりにくいかもですが、氷河が削り取ったカールに行軍ルート(赤い矢印)が見えている感覚は気分を昂揚させます。
「すべきことがわかっている方が人はやる気になりやすい」んですね。やはり。
かと言って、やる気になるようなことばかりやっていてもたどりつけるところは知れています。
その上、行軍ルートがこれだけ見えるのはスタート前だからに他ならずいざルート渦中に入ってしまえばルートを俯瞰して見ることができなくなってしまう、ということもあります。
ともあれ、天気がもっている内に寝床目指して行軍あるのみ。

頂上付近からは眼下に駒ヶ根の町並みを、遠くに富士山の頭を見ることもできました。

頂上、という感じの景色もたまりません。


途中、ここから一歩左に身体のバランスを崩したらさようなら、というエリアを経て、ようやく山小屋に到着。
呼び板があったりして趣きたっぷりです。

たっぷりエネルギーを消費した後の、ご飯おかわりし放題のカレーとビールの美味しいこと美味しいこと。
やたら開放的な二段組の寝床で、見知らぬ方々のいびきと寝息の合唱の中、夜の7時には多分就寝。
いったん目が覚めたら11時半(1.5時間×3)とかで驚きましたが、ご来光を見るために翌朝は4時半起床な上に、下山したら運転もあるので、ひたすら身体を休めることに勤しみました。
(「休める」と「勤しむ」という二律背反しそうな行為を同時に行う違和感)

↓眠る前に山小屋から見た世界。

蠢く雲を見てパーティメンバーは口々に「(ナウシカに出てくる)粘菌だ!粘菌だ!」と言い合っていました。
この写真だけデジ一で撮ってます。コンデジよりシルキーですね。